物理的・環境的セキュリティ 入退室管理とクリアデスク

入退室管理・ゾーニング・共連れ対策・クリアデスク/クリアスクリーンなど、建物と机を守る物理対策を解説します。

編集・検証: 情報セキュリティマネジメントスタディ編集部 公式情報: IPA 情報セキュリティマネジメント試験公式ページ 制作・検証方針

サイバー対策だけでは守り切れません。サーバ室への侵入や書類の盗み見といった物理面の対策を学びます。

紺野 アキ(普段) 紺野 アキ

先生、セキュリティって結局パソコンやネットワークの話だよね?
建物とか机は関係なくない?

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

そこが落とし穴なの。
どんなに暗号化しても、サーバそのものを持ち去られたら終わりでしょう?
だから物理的セキュリティも情報セキュリティの一部なのよ。

灰原 さや(普段) 灰原 さや

重要な機器を守るために、区画を分けて管理する考え方がありますね。
区域ごとに守りの強さを変えるゾーニングです。

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

そのとおり。
誰でも入れる区域と、権限者だけが入れるサーバ室のような区域を分けるの。
特に重要な区画には入退室管理を行うのよ。

薔薇崎 ねむ(普段) 薔薇崎 ねむ

にゅうたいしつかんり…どうやって記録するんですかぁ?

銀城 ナディア 先生(普段) 銀城 ナディア 先生

ICカードや生体認証で本人を確認し、入室・退室の時刻を記録するの。
誰がいつ入ったかを後から追えるようにしておくことが大切よ。

灰原 さや(普段) 灰原 さや

一人の認証で扉が開いた隙に、後ろから無関係な人がついて入る共連れ(ピギーバック)にも注意が必要ですね。

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

よく知っているわね。
その対策が、一度に一人しか通れないアンチパスバックや、二重扉で一人ずつ通す仕組みよ。

紺野 アキ(びっくり) 紺野 アキ

なるほど!
でも机の上の書類とかは?
あれって結構だいじな情報が置きっぱなしだったりするよね。

銀城 ナディア 先生(普段) 銀城 ナディア 先生

鋭いわね。
離席時に書類や記録媒体を机に放置しないクリアデスク、画面をロックして情報を見せないクリアスクリーンが基本ルールよ。

灰原 さや(普段) 灰原 さや

外部の人が通りがかりに画面や書類をのぞき見るショルダーハッキングも、クリアスクリーンで防げますね。

薔薇崎 ねむ(普段) 薔薇崎 ねむ

帰るときは机の上を空っぽにして、鍵付きの引き出しにしまうんですねぇ。

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

そのとおり。
重要書類や媒体は施錠管理が原則ね。
加えて、監視カメラや警備員による監視、機器を固定するセキュリティワイヤも物理対策の定番よ。

紺野 アキ(普段) 紺野 アキ

パソコンの中だけじゃなくて、部屋も机も守らなきゃいけないんだね!

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

そう。
人の出入り・書類・機器という三方向から物理的に守る。
それが環境的セキュリティの考え方なのよ。

確認クイズ

オフィスの物理的・環境的セキュリティ対策のうち、クリアデスクの説明として最も適切なものはどれか。

  1. サーバ室の入退室をICカードで記録し、誰がいつ入室したかを追跡できるようにする
  2. 離席時や退社時に、書類や記録媒体を机の上に放置せず施錠保管する
  3. 認証済みの人に続いて権限のない人が一緒に入室するのを防ぐ
  4. パソコンの通信を暗号化し、盗聴されても内容を読めないようにする
こたえを見る

正解: 2. 離席時や退社時に、書類や記録媒体を机の上に放置せず施錠保管する

クリアデスクは、離席・退社時に書類や記録媒体を机上に放置せず施錠保管するルールである。1は入退室管理、3は共連れ(ピギーバック)対策、4は通信の暗号化に関する説明であり、いずれもクリアデスクそのものではない。

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