攻撃はなぜ起こるのか。攻撃者を「動機」で分類すると、必要な対策の優先度が見えてきます。代表的な攻撃者像を学びます。
攻撃してくる人って、みんな同じような目的なの?
なんとなくお金目当てなイメージだけど…。
実は攻撃者は動機によって何種類にも分けられるのよ。
相手を知ることは対策の第一歩なの。
昔から多いのが愉快犯。
目立ちたい・力を誇示したい、といった自己顕示や愉しみが目的の攻撃者ね。
Webサイトの改ざんで自分の名前を残すような愉快犯もいますね。
最近もっとも脅威なのが金銭目的の攻撃者よ。
ランサムウェアで身代金を要求したり、情報を売買したりするの。
お金のためだと、組織的でしつこそうで怖いですねぇ…。
そうなの。
次に産業スパイ。
競合他社の技術情報や設計図などの営業秘密を狙う攻撃者ね。
ライバル会社の秘密を盗むってことか。
内部の人が絡むこともありそう。
鋭いわね。
それからハクティビスト。
政治的・社会的な主張を通すために攻撃する人たちよ。
抗議の意思表示としてサービスを止める、といった動機なんですね。
最後がもっとも高度な国家を背景とする攻撃者。
豊富な資金と人材で、長期間しつこく狙うAPTを仕掛けてくるの。
国が相手だと、規模も執念もけた違いなんですねぇ…。
そう。
動機が違えば狙う対象も手口も変わる。
だから自組織が誰に狙われやすいかを想定して対策を選ぶことが大切なのよ。
愉快犯・金銭目的・産業スパイ・ハクティビスト・国家!
動機で覚えると整理しやすいね!
確認クイズ
政治的・社会的な主張を目的として、抗議の意思表示のためにサイバー攻撃を行う攻撃者を何と呼ぶか。
- 愉快犯
- 産業スパイ
- ハクティビスト
- スクリプトキディ
こたえを見る
正解: 3. ハクティビスト
ハクティビストは、政治的・社会的な主張(アクティビズム)を目的にハッキングを行う攻撃者を指す。愉快犯は自己顕示や愉しみ、産業スパイは競合の技術・営業秘密の窃取が動機。スクリプトキディは他人の作ったツールを使うだけの技術力の低い攻撃者を指す語で、動機による分類ではない。